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Davni Chasy

TITLE: Davni Chasy (500 copies limited 7" Vinyl / Record Store Day 2019 release)
RELEASE DATE: April 13th, 2019
LABEL: Hatch Records (U.K.)
CATALOGUE No: HAT29V7


収録曲目(Tracklisting)  

Side A - Davni Chasy
Side B - Katrusya


作品概要  

 2019年は大々的な記念ツアーが組まれた2ndスタジオ作『Bizarro』発売30周年にあたるのと同時に、BBC Radio 1のJohn Peel Showでの2回のウクレイニアン・フォーク・セッションをまとめた企画作『Ukrainski Vistupi V Johna Peela』の発売30周年にもあたる。その記念すべき年にリリースされることになったいわくつきの1枚で、毎年4月の恒例行事であるRecord Store Day(2019年は4/13に開催)向けのカタログとして500枚限定で生産された7インチ盤。元々1988年のクリスマス・シーズンに発売される予定だった『Ukrainski Vistupi V Johna Peela』のプロモーション用に生産された7インチ盤がカップリングもそのまま(同作で最も知られる曲となった"悲しき天使(Those Were The Days)"のカヴァー"Davni Chasy"とロシア民謡"Katrusya")に公式に初めてリリースされることになった。『Ukrainski Vistupi V Johna Peela』は本来自身のReception Recordsからリリースされる予定で、REC010というカタログ番号で数千枚がプレスされたが、リリースされる直前にディストリビューターのRed Rhinoの倒産により、発売が中止になったという経緯があった。そのプロモーション盤である7インチもREC010Xというカタログ番号で生産されていた。当時のプロモ盤はジャケットは制作されていなかったが、今回『Ukrainski Vistupi V Johna Peela』をはじめとするRCA時代の数多くのアートスリーブを手がけたJonathan Hitchen(愛称Hitch)が新たに制作したジャケットと共に発売された。
 なおプレス・リリースなどで「幻のメジャー1stシングル」的な紹介もされていたが、ファンならご存知の通り、『Ukrainski Vistupi V Johna Peela』はメジャーのRCA移籍第一弾作品として結果的にリリースされることになったが、実はRCAは当初宙に浮いていたReception Recordsとして生産していた商品在庫を引き取り、ジャケットのバーコードの上に自社の新たなカタログ番号(PL74104)とバーコードが印刷されたステッカーを貼ったもので1989年4月にリリースしたものだった。同作は結果的にイングランド国内だけで40,000枚も売れ、全英アルバムズ・チャート22位にランクされる予想外のヒットになったため、改めて自社でも生産している。RCAは当時のプロモ7インチ盤にも目をつけ、移籍後の1stシングルとしてリリースしようと目論んで改めてプロモ盤も生産(カタログ番号はWP1)していた。しかし、バンドの本質からかけ離れた企画作からのカットということもあってメンバーが猛反対。正式なシングルとしてのリリースは見送られることになったため、先の「幻の1stシングル」という表現になったわけだ。ちなみに正式なRCA移籍第一弾シングルとしてリリースされたのがご存知"Kennedy"。この判断が正しかったことは言うまでもない。
 なお、今回のカタログのために音源も新たなリマスタリングが施されたが、結局『Ukrainski Vistupi V Johna Peela』本編も新装版がリリースされることになった。ちなみに、ザ・ウェディング・プレゼント関連のRecord Store Dayのリリースは2017年の『The Home Internationals EP』以来2年ぶりとなり、またHitchがアートワークを手がけたカタログがリリースされるのは、1999年3月発表の名コンピレーション『Singles 1989-1991』以来実に20年ぶりということになった。

外部リンク  

(last modified : 5th May, 2019 / first published : 5th May, 2019)

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