ということで、昨年末までのツアーから一部「Simon Cleave向きに」選曲が入れ替わっていますが、何と言っても注目はCINERAMA期の傑作『Torino』からの2曲が採用されていることでしょう。"Careless"は2005年の新生TWP再生後初のツアーでも取り上げられていましたが、"And When She Was Bad"は2004年春のCINERAMA最後のツアー以来のステージ演奏になります。この曲のライヴでの素晴らしさを知る者としては、嬉しすぎる選曲。他にも"Brassneck"など、古くからのファンへの配慮と思われる選曲の変更もありますが、全体的に過去と現在のTWP/CINERAMAの代表曲が並んだ理想的なセットと言えるかもしれません。
Simon Cleave脱退以降のTWPにおいて、ソリッドなプレイで旧曲のスピリットを蘇らせたChrisの離脱は返す返すも惜しいもので、彼のプレイをライヴで体感出来なかったファンは残念だったかもしれませんが、私はこのセットリストを観てますます今回のジャパン・ツアーが楽しみになりました。ぜひ、今からでも遅くありませんので、チケットをお買い求めください。