◎1/1 Live in New York / Cinerama [2010/1/3付NEWSで紹介]
シネラマ活動末期、つまりはそのまま2004年再始動時の『Take Fountain』期のメンバーとなるラインナップによる2003年の未発表ライヴ音源が新年1/1から販売を開始。DVDリリースを目的とした収録音源を、その『Take Fountain』のプロデューサーであったSteve Fiskがミックスしていますが、演奏そのものの充実ぶりもあり、聴き応え十分な1作。現時点ではAmazon.co.jpのMP3ダウンロード販売、iTunes Storeなどダウンロード限定販売となっていますが、映像版は今後発売される予定のシネラマ名義のシングル・コンピレーション第3弾(当然、このライヴでも演奏されている名曲"Don't Touch That Dial"のシングル・ヴァージョンや未CD化の重要なレパートリー"It's Not You, It's Me"が収録されます)のボーナスDVDとして発表される計画があります。
◎1/18 Live in Leeds [2010/1/18付NEWSで紹介]
同じ月には2006年6月、デイヴィッド・ゲッジの故郷でありTWP結成の地でもある英リーズで収録された未発表ライヴ作品が、こちらもAmazon.co.jpのMP3ダウンロード販売、iTunes Storeなどダウンロード限定販売作品として発表。2008年作『El Rey』期のラインナップによるステージで、実はこちらもDVDリリースを目的とした収録音源を元にミックスしたもの。ミックスを手がけたのは当時新加入のギターリストであり、加入前はライヴ時のサウンド・エンジニアでもあったChris McConville。タイトで小気味良いバンド・アンサンブルが楽しめる1作ですが、当時のセットリストに入っていた「Take Me!」はギターのみの伴奏で始まる5分強の、『Bizarro』21周年記念ツアーでの圧倒的な実演を体験した今となってはちょっと寂しい出来。それでも、いよいよこの曲の封印が解かれたという事で、当時は大いに盛り上がったものでした。
◎4/16 19th Nervous Breakdown (studio live on The A.V. Club's Undercover) [2010/6/1付NEWSで紹介]
1966年のThe Rolling Stonesの大ヒット「19th Nervous Breakdown」(邦題"19回目の神経衰弱")のカヴァー。“25のアーティストによる25のカヴァー・ヴァージョン”というコンセプトを掲げた「Undercover」というプログラムの一環としてシカゴのオンライン・マガジンThe A.V.ClubのWEBサイト上で公開されたものです。いかにもWeddoes流の勢いのあるカヴァーっぷりに痺れます。エンディングにかけての盛り上がりは必聴。シングルのカップリング、または『El Rey』リリース時の「Back for Good」の様なダウンロード版のみのボーナストラックでもいいので、ぜひ発表して欲しいものです。