- TWPニュー・アルバム『El Rey』は5月19日発売予定 [2008/2/14 - 2/15 - 2/16追記]
TWPのニュー・アルバムはシカゴでSteve Albiniエンジニアリングの元、シカゴでレコーディング後、ロサンジェルスで最終仕上げを終了。いよいよアルバム・タイトル、発売スケジュールも決定しました。アルバム・タイトルは『El Rey』、発売日は5月19日を予定しています。現段階では先行シングルなどは決まっていません。 このアルバムは2005年作『TAKE FOUNTAIN』以来約3年3ヶ月ぶり、TWP名義では通算8作目となるスタジオ・アルバムになります。またデイヴィッド・ゲッジにとってはCINERAMAでの2002年発表の3作目『TORINO』以来約6年ぶりとなる4枚目のスティーヴ・アルビニ録音作品であり、録音からミキシングまで全てを彼1人が担当した“純アルビニ・エンジニアリング作品”という意味では、言うまでもなく1991年の歴史的傑作『SEAMONSTERS』以来およそ17年ぶりのアルバムという事にもなります。 デイヴィッド曰く「よりエレクトリック・ギターが強調された、暗いトーンのアルバム」との事で短絡的にその『SEAMONSTERS』の作風を期待してしまう所もありますが、このアルバム・タイトルのネーミングといい、また本作に収録されるこの2年のツアーで披露された新曲群のタイトル、そして楽曲そのもののメロディとストーリーの傾向からしても、シネラマ的意匠は引き続きそこにあると考えて間違いないです。ところでこのタイトルですが、スペイン語で英語に直すと「THE KING」=「王」。デイヴィッドが現在のアメリカでの拠点としているLAという街を考えれば、このタイトルからLAにあるシアターやチカーノ文化、メキシカンのベテランシンガー、ヴィセンテ・フェルナナンデスのレパートリーで知られるメキシコ人の愛唱歌"El Rey"を連想させますし、前作『TAKE FOUNTAIN』が別称“シアトル・アルバム”であった事を考えれば、今回は歌詞の内容的に“LAアルバム”と言えるかもしれません。もしくは『TORINO』から続く地名シリーズなのか?とか、単なるLAに発音が似た名称だったから、などいろいろな想像ができるタイトルです。
またこのアルバム発売記念で5/30に現在のデイヴィッドの拠点であるブライトンCorn Exchangeでのギグが決定。アルバムが全曲演奏される事になるそうです。アルバムについての詳細は、続報が入り次第追ってお知らせします。
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