- 2018/4/12(木)The Wedding Present @ 渋谷TSUTAYA O-nestセットリスト [2018/4/13]
*opening S.E.; excerpts from "Northan Ireland" [The Home Internationals E.P. (2017)]
Give My Love to Kevin◆ [George Best (1987) & George Best 30 (2017)]
Gazebo (electric version)*◆ [Watusi (1994)]
Once More [single (1986) & Tommy (1988)]
Three◆ [single (1992) & The Hit Parade (2003)]
Kansas◆ [Saturnalia (1996)]
Stop Theif!*◆ [Valentina (2012)]
A Million Miles [George Best (1987) & George Best 30 (2017)]
Big Rat*◆ [Watusi (1994)]
Bear*◆ [single & Going, Going... (2016)]
Lovenest [Seamonsters & single(1991)]
Ringway to Saetac [Take Fountain & single (2005)]
You Should Always Keep In Touch With Your Friends [single (1986) & Tommy (1988)]
I'm Not Always So Stupid [b-side of the single "Nobody's Twisting Your Arm" (1988)]
England*◆ [The Home Internationals E.P. (2017)]
At the Edge of the Sea*◆ [b-side of the single "Once More" (1986) & Tommy (1988)]
Everyone Thinks He Looks Daft [George Best (1987) & George Best 30 (2017)]
Box Elder*◆ [b-side of the single "Brassneck" (1990)]
Brassneck [Bizarro (1989) & single (1990)]
Kennedy [single & Bizarro (1989)]
Take Me!◆ [Bizarro (1989)]
* ⇒1993年3月の初のジャパン・ツアー以降過去25年間に行われた5回のジャパンツアーで一度も演奏されたことが無い曲 ◆ ⇒今回のジャパンツアーでこの日だけ演奏された曲
前日からガラッと選曲が変わった最終日は圧巻!としか言いようが無いもので、ライヴが終わってから数時間経ってもその余韻から抜け出すことが難しい、ただただ最高の夜が待っていました。この日だけ演奏された楽曲は11曲、日本ツアー初披露が6曲。ラスト前の"Kennedy"は当初予定に無かったもので、"Brassneck"終わりで間髪入れずにサプライズ的に演奏されましたが、結果後世に語り継がれるだろう鬼気迫る究極のクライマックスを演出することに。直前のツアーで演奏されていたのは聞いていましたが、Pavementカヴァーの"Box Elder"〜"Brassneck"はそのまま1990年のSteve Albini再録版「Brassneck EP」からですし、そこから連なる"Kennedy"〜"Take Me!"と結果『Bizarro』のキラートラック3連弾にもなり、もはや制御不可能なほどのスピード感と高揚感にただただ笑いながら踊らされるばかりで、落涙昇天しました。Weddoesの隠れた名曲ばかりが並べられた序盤にも相当唸りました。"Stop Theif!"なんておそらく海外でもライヴでの実演は5回程度。まさかこの曲がライヴで聴けるとは!『Watusi』からの"Big Rat"もライヴでの演奏は珍しいもの。前日の『Mini』からの"Go, Man, Go"などもそうでしたが、アルバムの中のさり気ない位置付けのナンバーを生の実演で聴くと、以降その収録アルバムへの印象が変化して、ますます好きになります。もっともっと聴きたかった最新スタジオ作『Going, Going...』からは1曲だけでしたが、その1曲がイントロの2本のギターのフィードバックノイズから総毛立つリードオフ・シングル"Bear"!そして最新EP所収のインスト名曲"England"!、などなど連日本当に飽きさせない選曲も、相変わらずタフなバンド・アンサンブルもDavidの歌も、何もかもが素晴らしかった。今まで何年経っても1993年のTWPライヴ初体験となった最初のジャパンツアーが自分にとってのベストライヴで、なかなかその印象が覆されることが無かったのですが、25年経ったこの夜に、その「ベスト」の地位が遂に更新されることになりました。
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