◎The Wedding Present 11/17英Edinburgh公演で新曲2曲初披露 [2021/11/18] 『Seamonsters』発売30周年記念ツアーのイングランドでの日程が進行中ですが、Edinburghの会場Liquid Room公演で2曲の新曲"Each Time You Open Your Eyes"と"We Interrupt Our Programme"がお披露目されました。毎回ツアーからの映像をアップしてくれている8Boingさん撮影の映像でどうぞ。これも『24 Songs』シリーズのどこかで発表されることになるのでしょうか?
◎The Wedding Present 2022年月刊7インチ盤シリーズ『24 Songs』販売開始 [2021/10/14] 30年越しの『The Hit Parade : Season 2』として大きな話題となっている来年の『24 Songs』シリーズについて、本日日本時間午後4時に各公式SNSで詳細が発表され、同時に販売サイトがスタートしました。発売元は2019年のシングル"Jump In, The Water's Fine"などをリリースした英リーズのCome Play With Meの姉妹レーベルClue Recordsで、各2,400枚の限定プレス。第1弾となる1月号は既報の"We Should Be Together"(今回もSleeperのLouise Wenerをフィーチャー)、カップリングがツアーでのレパートリーになっていた"Don't Give Up Without A Fight"で、来年1月21日に発売予定(カタログ番号:CLUE101)。単品での購入も可能ですが、年間購読版(日本円にして本日時点でのレートで送料込み約34,000円、単品で全作購入するより15%割引の価格)には1992年の『The Hit Parade』がそうであったように、全12枚が収納可能な特製ボックス(David Gedgeの手描きナンバリング入り)が付いてきます。ちなみに今回はB面カヴァーという縛りはなく、ここ数年様々な機会で披露されてきたスタジオ録音では未発表の楽曲(第1弾に収録の2曲以外にすでに10曲あります)に書き下ろしの新曲で構成されるようで、となると12月号は当然、新たなクリスマス・ソングが聞けるのでしょうね。なお、日本時間10/19の午後20時から公式YouTubeチャンネルWedding PresentTVで"We Should Be Together"のMVが公開されるとのことです。
◎速報!The Wedding Present 2022年は30年越しの『The Hit Parade』続編?月刊7インチ盤シリーズ『24 Songs』シリーズ発売決定! [2021/10/13] バンド側からの正式な発表は明日(10/14)に各公式SNSでされるようですが、いち早く英音楽誌UNCUTの最新号(David Bowieが表紙の2021年11月号)に掲載されたインタビューにて驚愕のプロジェクトが発表されました。1992年の月刊7インチ・シングル・シリーズ『The Hit Parade』30周年を迎える来年2022年、同じコンセプトで毎月7インチ盤で新曲を発表していく『24 Songs』を展開していくことを表明しました。記事によると第1弾は『Locked Down & Stripped Back』の中で披露された元々はSleeperの未発表曲だった"We Should Be Together"のスタジオ録音版になる模様です。1992年の『The Hit Parade』シリーズはB面が様々なカヴァー曲でしたが、今回は果たしてどうなるのか?明日の公式発表後に続報をお知らせします。
◎The Wedding Present "Locked Down And Stripped Back"版の"Brassneck"を収録したオムニバス・アルバムがBandcampで配信 [2021/10/2] 8/15に行なわれたオンライン版ヴァーチャル・フェスティヴァル「Still At The Edge Of The Sofa」の中で初披露された『Locked Down And Stripped Back』シリーズのセッション版"Brassneck"が収録されたオムニバス・アルバムが10/1からBandcamp上で配信を開始しました。タイトルは『V4Velindre』。イングランドのNHS(National Health Service)=国営医療サーヴィス事業を支援するためのチャリティー作品で、本作の収益金は全額、ウェールズCardiffにある癌患者の専門施設でもあるVelindre Cancer Centreに寄付されるとのことです。ザ・ウェディング・プレゼントの楽曲は本作にフィーチャーされた50組の中の1つとして収録されています。Bandcampのアプリではフルサイズでストリーミングがお聴きいただけます。なお、本曲を含む「Still At The Edge Of The Sofa」の中で新たに披露された『Locked Down And Stripped Back』シリーズは来年2022年には、今年2月にリリースされた第1弾の続編としてフィジカル・リリースが予定されています。
日本時間の本日午前1時からオンライン・ヴァーチャル・フェスティヴァル「Still At The Edge Of The Sofa」がバンドのTwitter、Facebookの各公式アカウント、YouTubeの公式チャンネルWedding PresentTVで生配信されました。現在YouTubeで全編アーカイヴをご覧いただけます。当初アナウンスされていた予定時間を大幅に上回る4時間30分にも及ぶ長丁場でしたが、ライヴ・クリップは見所だらけと言う他無い大充実の内容でした。 The Wedding Presentの『Locked Down And Stripped Back』シリーズの最新クリップが予告通り全部で12曲。"No"を皮切りに前々回の3/13の有償ライヴ・ストリーミングで初披露された新曲"That Would Only Happen In A Movie"、録音時のメンバーであった2代目ギターリストPaul Dorringtonがゲスト参加したThe Hit Parade期の名曲"Blue Eyes"、Melanie Howardがリード・ヴォーカルを取って原曲のイメージが刷新された"At The Edge Of The Sea"、"Perfect Blue"、今年のDavid Gedgeの誕生日に先行公開されていた"Dare"、Cineramaの"Careless"、"Brassneck"、"What Have I Said Now?"、"Everyone Thinks He Looks Daft"、"Octopussy"など過去の名曲群のリメイク、そして個人的に胸が熱くなったのが"Nobody's Twisting Your Arm"。何と1988年のスタジオ録音版時のメンバーだった初代ギターリストのPeter Solowkaがスタジオ版同様のアコーディオン、そしてサイド・ヴォーカルには今年も自身のユニット、The Catenary Wiresでも参加していたAmelia Fletherをフィーチャー!オリジナル版ではバック・コーラスのみでしたが、今回のリメイクではAmeliaにヴォーカル・パートが大幅に割り振られ、Davidと2人のデュエットとして再演されました。久々に聴けた間奏に入る前のDavidの台詞"Take it away, Grapper!"も含め、初期楽曲のファンには堪えられない名演でした。今回のセッションも当然、Vol.2としてフィジカル・リリースされることでしょう。
他には今年5/30の有料配信ライヴから"My Favourite Dress"、"Crawl"も。改めてあの一夜をぜひパッケージとして販売して欲しい、素晴らしい映像でした。 また6曲が演奏されたCineramaとしてのアクースティック・セッションも選曲はやや地味目でしたが、文句無しの出来。ラストに演奏された"I Wake Up Screaming"は蓋し名曲!
今年もTWPの方のセッションにフィーチャーされていた盟友Terry de Castroは評判になったDuran Duranカヴァー"A View To A Kill"に加え、TWP楽曲の中で特にお気に入りという"You Should Always Keep In Touch With Your Friends"を原曲と全く印象の異なるアメリカーナ・テイストに仕立て直したカヴァーを初披露。ご本人のコメントによると、間もなく彼女のBandcampページで販売を開始する模様です。
The UkrainiansのThe Legendary Len Ligginsは同僚のPeter Solowka、初代ドラマーSimon Smith、2代目ベーシストのDarren Belkといった旧TWPの面々をバックに従えて新曲2曲を披露。その内の1曲"Your Umbrella"では、Peter SolowkaがTWP在籍時を思い出させるギブソンSGを引き倒す姿も映し出されていて、後半の曲調も相まって大興奮ものでした。なお、MVを制作したのは現在のTWPのベース&バック・ヴォーカルのMelanie Howardです。
そして今回も進行役を務めたMelanie Howardのソロ・ユニットSuch Small Handsはこちらも今年の5月に行なわれたソロとしては初の有料配信ライヴからの映像"Carousel"に加え(こちらもパッケージ・リリースが待たれる素晴らしい映像)、今回録り下ろしとなる新曲"All I Want"を初披露。David Gedgeをフィーチャーしたこの楽曲は生配信中に彼女のBandcampページでいち早くダウンロード販売を開始しています。
[2021/8/25更新] ひとまず『Locked Down And Stripped Back』シリーズの全12曲のクリップが単独で公開されましたので、曲名からリンクを貼りました。ぜひお楽しみ下さい。 [2021/9/8更新] Cineramaのアクースティック・セッションのパートが公開されました。 [2021/11/8更新] 漸くTerry de Castroのパートをはじめとする当日の5アーティストの動画が公開されました。本文中からリンクしておりますので、ぜひご覧下さい。
◎オンライン・フェスティヴァル「Still At The Edge Of The Sofa」日本時間8/15(日)午前1時から [2021/8/7] 毎年8月に現在のDavid Gedgeの拠点英ブライトンで開催されている音楽フェス「At The Edge Of The Sea」は昨年はご存知の通りCOVID-19の影響で開催されず、その代替イベントとしてオンラインでの無料配信イベント「At The Edge Of The Sofa」が2日間にわたって開催されたのは記憶に新しいところですが、今年も同様の事態になり、再びオンライン版での開催が決定しました。イベント名は「Still At The Edge Of The Sofa」!配信開始は現地時間の8/14(土)午後5時〔日本時間8/15(日)午前1時〕から約3〜4時間の生配信になり、無料で各公式SNSやYouTubeチャンネルでご覧いただけます。The Wedding Presentは録り下ろしの『Locked Down And Stripped Back』シリーズの最新クリップが何と12曲も用意されている他、事前に演奏曲のリクエストも募っていたCineramaとしてのアクースティック・セッション、その他まだ正式なラインナップは発表されていませんが、すでにレコーディングを完了しているTerry de Castro(TWPのある曲を取り上げているとのこと)をはじめ、Peter SolowkaやShaun Charman、Simon Smith、Paul Dorrington、Darren Belkといった元メンバーたち、初期楽曲にゲスト参加していたAmeria Flether、The UkrainiansのThe Legendary Len Ligginsなどが昨年同様にこのオンライン・フェスのために録り下ろしたセッション映像を提供するとのことです。 またファンが参加できるクイズに、これも昨年同様ですがテスト・プレスのLP盤や現在のベーシストMelanie Howardの手によるTWPのアートワークが描かれた手作りの7インチ盤アート(写真で見る限り結構そそられます)などが当たる抽選プレゼント企画も開催されます。なお、抽選プレゼントには昨日からバンドのBandcamp上で販売を開始した"Dalliance"のアクースティック・アレンジでの再録版(ニュースレターでは13曲目のStripped Backセッションと紹介されています)を購入することでエントリー可能です。後半に入ってくるメロトロンの音色もハマっていて、なかなか良い出来です。
◎The Wedding Present『Live 2012:Seamonsters Played Live In Manchester』CDとDVDの2枚組で7/23発売決定 [2021/6/17]
『Seamonsters』発表30周年の今年は様々なイベントが目白押しですが、今度は初めての同作品全曲再現ツアーとなった2012年の発表21周年記念ツアーからのライヴ音源と映像が初めてリリースされることになりました。タイトルは『Live 2012:Seamonsters Played Live In Manchester』。7/23に自身のレーベルScopitonesからリリースされます(カタログ番号はTONECD085)。内容は2012年11月9日に行なわれた英マンチェスターのThe Ritz公演を全編収録したもの(ただし、収録時間の都合により、CDは2曲オミット)。2012年と言えば通算9作目となるスタジオ・アルバム『Valentina』のリリース年でもあり、発売翌月の4月には東京・新代田FEVERで『Seamonsters』再現パートをメインとした初日(16日)、『Valentina』をメインとした2日目(17日)と日替わりのセットリストで2日間に渡り来日公演が行なわれましたが、その来日公演時と同じラインナップによる『Seamonsters』21周年記念ツアー終盤、まさにバンドがピークに達しつつあった瞬間が収められた大充実の記録です。収録曲は下記をご参考下さい。本作はAmazon.co.jp、Tower Recordsなどで購入可能です。
*DVD ONLY
1. End Credits
2. Sports Car*
3. The Girl From The DDR
4. You Should Always Keep In Touch With Your Friends
5. My Favourite Dress
6. Don't Touch That Dial*
7. Deer Caught In The Headlights
8. Dalliance
9. Dare
10. Suck
11. Blonde
12. Rotterdam
13. Lovenest
14. Corduroy
15. Carolyn
16. Heather
17. Octopussy
18. Click Click
19. What Have I Said Now?
◎The Wedding Present "Seamonsters 30th Anniversary Live Stream"が配信されました [2021/5/30]
『Seamonsters』発表30周年に合わせて開催された3度目のフルバンド編成による有料ライヴ配信が、日本時間本日午前4時20分(技術的な問題により20分遅れでスタート)から行なわれました。昨日までに配信元のDiceでチケットを購入済みの方はDiceから配信されたメール本文のリンク「JOIN STREAM」から24時間(おそらく明朝5時頃まで)はご覧になれます。スタジオからの中継となった過去2回と異なり、今回は英ブライトンにあるSt Bartholomew's Churchというネオゴシック様式が特徴的な教会の中にセットを組んで開催。天井の高い教会の独特な厳かな雰囲気も感じられるカメラワークも見事で、前半の『Seamonsters』再現パートは同作特有のザラザラとした感覚を表現したかのようなモノクロームの映像で、完全初披露の新曲3曲を含む後半は一転してフルカラーと意匠を凝らした構成も素晴らしく、このままパッケージ販売しても遜色無いくらいの素晴らしい出来でした。MCを挟まず一気に演奏された前半の『Seamonsters』再現パートはもちろんですが、2019年後半のツアー以来ライヴでは久々に演奏された、未だスタジオ録音版では発表されていない"Don't Give Up Without A Fight"から始まるアッパーなナンバーが並んだ後半の流れに個人的には痺れました。初披露となった新曲の中では典型的なWeddoesスタイルのタイトルとリフに思わず頬が緩む"I Am Not Going To Fall In Love With You"が圧巻でした。これで今年に入って前回のライヴストリームで演奏された2曲を含め、現ラインナップによる新曲は5曲になりましたが、昨年までにライヴやオンライン配信で披露されたスタジオ録音版では未発表の楽曲を含めるとすでに10曲以上のストックがあるはずで、いくつかのインタビューでDavidが言及している通り、そろそろ2016年作『Going, Going...』以来となる本格的なスタジオ・アルバムの制作にも期待したいところです。セットリストは下記をご参考下さい。 またライヴ中にはデビュー・スタジオ作『George Best』発売30周年を記念して制作されたドキュメンタリー映画『Something Left Behind』のオンライン版の発売開始がようやくアナウンスされました。現在動画配信サイトのVimeoで販売中です。パッケージ版はこれまでPAL方式のものしか無かったので、これで日本のファンも気軽に観られるようになりました。
Part. 2
11. Don't Give Up Without A Fight [new song (2019)] 12. Blue Eyes [single (1992)] 13. Flying Saucer [single (1992)] 14. Monochrome [new song (2021)] 15. Granadaland [Bizarro (1989)] 16. La La La La La [new song (2021)] 17. My Favourite Dress [single (1987) & George Best (1987)] 18. Bewithced [Bizarro (1989)]
19. I Am Not Going To Fall In Love With You [new song (2021)] 20. Crawl [3 Songs EP (1990)]
◎The Wedding Present 3rdスタジオ作『SEAMONSTERS』発売30周年記念日に2枚組ヴァイナル盤で再発 [2021/4/24] David Gedgeが61歳の誕生日を迎えた昨日4/23、新たな動画を公式YouTubeチャンネルWeddingPresentTVで公開。来月行なわれる『SEAMONSTERS』完全再現のライヴ・ストリーミングのPRに加え、新たな"Locked Down And Stripped Back"セッションとして同作からの"Dare"を披露しました。 さらにマンスリー・ニュース・レターで発売30周年にあたる来月5月28日にSony LegacyからCDもバンドルされた新装2枚組ヴァイナル盤で再発されることを正式に発表しました(カタログ番号:19439878981)。オリジナル盤の10曲を最初のディスクに、2枚目のディスクには同作から派生したシングル群「3 Songs EP」「Dalliance」「Lovenest」それぞれのカップリング曲に、1990年10月のJohn Peel Showでの8回目レディオ・セッションで披露された『SEAMONSTERS』期の4曲("Dalliance"、"Heather"、"Blonde"、"Niagara")が収録されます。この4曲は1993年に英Strange Fruitsからリリースされた『John Peel Sessions 1987-1990』以来実に28年ぶりのヴァイナル化。『SEAMONSTERS』自体のヴァイナル盤での再発は2012年11月の欧Weatherboxからの3枚組10インチ盤ボックスでの再発以来約9年ぶり3回目となります。 本作はAmazon.co.jp、Tower Recordsなどで購入可能です。
◎英音楽誌MOJO 2021年3月号付録CDにThe Wedding PresentによるThe Cureカヴァー"High"収録 [2021/4/2]
ご紹介するタイミングを逸していましたが、英音楽誌MOJOのThe Cureが表紙の2021年3月号に『Why Can't I Be You?』と題されたThe Cureのカヴァーばかりを集めたコンピレーションが付属していますが、ザ・ウェディング・プレゼントが2008年作の『El Rey』の頃に録音していた"High"が収録されています。元々米インディーズのAmerican Laundromat Recordsが企画したThe Cureへのトリビュート作『Just Like Heaven: A Tribute to the Cure』に提供していたもので、オリジナルは1992年のドリーミーな名曲。原曲の雰囲気が思い出せないくらい、歌詞さながらのひたすら上り詰めて行く高揚感と共に一気に駆け抜けて行く圧巻のバンド・サウンドで仕立て直した、個人的にはTWP史のベスト5に入る名カヴァーだと思っています。他にもDinosaur Jr.のおなじみ"Just
Like Heaven"やTrickyの"The Love Cats"など聴き所の多いコンピレーションです。このMOJOは現在Tower Recordsなど、輸入雑誌を取り扱っている店舗で入手可能です。
◎The Wedding Present "Worldwide Livestream#2"が配信されました [2021/3/14]
当初1/16に予定され、その後英国内のロックダウンの影響により3/13に延期になった2度目のフルバンド編成による有料ライヴ配信が、日本時間本日午前5時から行なわれました。昨日までに配信元のDiceでチケットを購入済みの方はDiceから配信されたメールのリンクから24時間はご覧になれます。前回10/10開催時よりも長い1時間15分近い全16曲、"Interstate 5"に始まり、"Take Me!"に終わる圧巻大充実のフルセット。中盤で演奏された"That Would Only Happen In A Movie"、"Go, Go, Go!"(Davidが子供の頃に観ていたというTVアニメ"Wacky Races"=邦題『チキチキマシン猛レース』にインスパイアされたという好曲)と題された、いずれも今回がお披露目となる新曲も見事でした。David以外のメンバーがマスク姿で臨んだ前回とは異なり、今回は全員マスクオフの状態だったので他のメンバーの表情がよく見えて、前回は一切入らなかったMelanie Howardのサイドヴォーカルがふんだんに聴けたのも個人的には嬉しかったですね。セットリストは下記をご参考下さい。
Interstate 5 [single (2004) & Take Fountain (2005)] California [single (1992)] Everyone Thinks He Looks Daft [George Best (1987)] Ringway To Seatac [Take Fountain & single (2005)] A Million Miles [George Best (1987)] Brassneck [Bizarro (1989) & single (1990)] That Would Only Happen In A Movie [new song (2021)] Corduroy [3 Songs EP (1990) & Seamonsters (1991)] Don't Touch That Dial [single by Cinerama (2003) & Take Fountain (2005)]
Go, Go, Go! [new song (2021)] Dalliance [single & Seamonsters (1991)] Dare [Seamonsters (1991)] Crawl [3 Songs EP (1990)] Kennedy [single & Bizarro (1989)] Bewitched [Bizarro (1989)] Take Me! [Bizarro (1989)]
◎The Wedding Present『Locked Down And Stripped Back』2/26待望のフィジカル・リリースが決定 [2020/11/18 - 2021/2/5 - 2/26更新] 2020年のコロナ禍に伴う最初のロックダウン中に、ザ・ウェディング・プレゼントの現在のバンドメンバー4人と盟友のTerry de Castroがそれぞれの自宅で録音・撮影したセミアクースティック編成によるヴァーチャル(リモート)・セッション・シリーズ"Locked Down & Stripped Back"。2020年6月にYouTubeの公式チャンネルで公開された"Granadaland"を皮切りに過去のTWP/CINERAMA楽曲のリアレンジ版、当時出来たての新曲だった"You're Just A Habit That I'm Trying to Break"、現在のギターリストでSleeperのメンバーでもあるJon Stewart加入後のツアーで初演奏されたSleeperの未発表曲"We Should Be Together"はそのSleeperのボーカル、Louise Wenerとのデュエットで披露されるなど、断続的に公開されてきた全12曲。いずれも、とてもバラバラに録られたものとは思えないくらい、絶品のバンド・グルーヴが感じられる雰囲気がとにかく素晴らしく、多くのファンからフィジカル化の要望が上がっていましたが、遂に自身のScopitonesからリリースされることが発表されました。 フィジカル盤はCDが同梱されたヴァイナルLP盤が2タイプとCD盤のみ(カタログNo. TONECD088)の計3種類。ここ最近のScopitonesからのリリース作品『George Best 30』『Tommy 30』と同様に、ヴァイナル盤は通常のブラックLP(カタログNo. TONE088)に加え、インディーズ・ショップ限定販売仕様のものが用意されており、今回は透明ネオン・オレンジのカラーヴァイナルとなります(カタログNo. TONE088X)。すでにRough Tradeなど、イングランド内のいくつかのショップで販売を開始していますが、前述の2作同様売れ行きは早いようです。なお、発売日は当初アナウンスされていた2/19から1週間延びて2/26になり、アナログ盤はドイツの生産工場での工程の遅れから3/5に延期になっています。 そして今回も毎回様々なデラックス・エディションをリリースしてくる北米アセンズのHappy Happy Birthday To Meからも発売されますが、デラックス・バンドルは限定オレンジLP(こちらは透明ではないとのこと)とバッジ、ステッカーとクージー(ペットボトルや缶用のカバー)のセット、限定オレンジLP単品と通常のブラックLP、CDのみの4種類に加え、北米版のみのカセット盤のリリースも決定しています。新作のカセット盤でのリリースは2012年作『Valentina』以来になります。収録曲は下記をご参考下さい。なお、U.S.盤LPはAmazon.co.jpでも購入可能。英Scopitones版CDはいち早くディスクユニオン通販や一部店頭にも入荷しています。もちろんSpotifyをはじめとする各種ストリーミング・サービスでも配信中です。ちなみにアルバム・ジャケットには度々映像中にも登場していたDavidの愛犬Dorisが描かれています。
"A Million Miles" (George Best 1987)
"California" (The Hit Parade 1992)
"Starry Eyed" (Torino 2002)
"We Should Be Together" ft. Louise Wener (previously unreleased / Sleeper's cover)
"You Should Always Keep In Touch With Your Friends" (7" single 1986)
"Granadaland" (Bizarro 1989)
"You're Just a Habit That I'm Trying to Break" (previously unreleased / new song 2020)
"Crawl" (3 song EP 1990)
"Sports Car" (Mini 1995)
"Deer Caught In the Headlights" (Valentina 2012)
"Blonde" (Seamonsters 1991)
"My Favourite Dress" (George Best 1987)
◎1/16 デイヴィッド・ゲッジ自宅から3度目となるストリーミング・イベントが開催 [2021/1/17 - 1/19更新] イングランド国内の再ロックダウンの影響で延期となったフル・バンド編成2回目の有料配信ライヴの代替イベントとして、これが3回目となるブライトンのデイヴィッド・ゲッジ自宅からのストリーミング・イベントが現地時間午後8時(日本時間17日午前5時)から各SNSの公式アカウント、YouTubeの公式チャンネルで配信。現在公式YouTubeチャンネルでその時の模様がご覧いただけます 。事前に収録されたデイヴィッド・ゲッジとメラニー・ハワード2人のアクースティック・セッションが6曲(Brassneck / Deer Caught in the Headlights / Jet Girl / Dare / Quick, Before It Melts / What Have I Said Now?)披露された他、'University Mastermind Jeopardy Wheel Of Fortune Challenge'と題されたTWP関連の問題が出題されたクイズ・ショーが行なわれました。有名ファン4人がリモートで回答者として参加したこのパートがプログラム全体の大部分を占めましたが、なかなか正解が困難な問題も出題されて、個人的にはかなり楽しめました。ところで、同郷リーズのThe Mekonsの1978年の2ndシングル"Where Were You"(この曲もまた、過去TWPとCINERAMAで取り上げて来た多くカヴァー曲の原曲と同様に、友人のDJ故John Peelのお気に入りでありました)をTWP初期の1986年のステージでカバーしていたことはファンの証言では聞いたことがありましたが、今回問題として出題されたことで、本人から公式な形では初めて言及されたことになるのでは?
[2021/1/19更新]公式YouTubeチャンネル内で当日演奏された6曲のアクースティック・セッションが独立した動画で公開されています。上記曲名からリンクしていますので、ぜひご覧下さい。